概要
「+42フレームからジャンプ攻撃をすれば無敵技をガードできる」という説明では足りない、という前置きから始まる詐欺飛びの解説です。****なぜ42フレームなのか、なぜジャンプ攻撃を出しているのにガードできるのか、そしてなぜ一部の相手には成立しないのかを、フレーム単位で1つずつ説明していきます。**「攻撃が空振りすると、攻撃の硬直が着地硬直に書き換えられる」という共通システムが、すべての説明の土台になります。最後には「詐欺飛びはジャンプ攻撃を当てるテクニックではなく、相手に無敵技を打てなくする構造である」**という位置づけが示されます。
内容
扱われている主なテーマ
- +42フレームという数字の根拠
- ジャンプ攻撃を出しながら無敵技をガードできる仕組み
- 詐欺飛びが成立しない例外と、その理由
- 嘘飛び(偽の詐欺飛び)の仕組み
- 詐欺飛びが攻めとして強い理由
具体手順
抽出できた範囲:動画内で述べられた内容を順に記載します。自動生成字幕の誤認識が多く、「詐り飛び/先飛び/再飛び/サり飛び」→詐欺飛び、「置き上がり」→起き上がり、「オーディ/オーディー」→オーバードライブ、「ジャスパー/ジャストパリー」→ジャストパリィ、「コパン」→しゃがみ弱P、「ミ」→シミー、「カード」→ガードと読み替えています。なお、動画では無敵技を指すのに当サイトが使わない表現が出てきますが、本記事では公式表記に合わせて「無敵技」と書いています。
① なぜ+42フレームなのか
- ジャンプの全体フレームが、一部のキャラクターを除いてほとんど43フレームであることが理由です。
- **+42フレームの状況からすぐにジャンプし、着地ギリギリにジャンプ攻撃を出すと、相手の起き上がり1フレーム目にジャンプ攻撃を当てられる。**これが詐欺飛びに必要な状況です。
- 例外:ジャンプの全体フレームが47フレームの春麗の場合は、+46フレームから同じことができます。
② なぜジャンプ攻撃を出しながら無敵技をガードできるのか
- 詐欺飛びのジャンプ攻撃は、攻撃持続が1フレーム、硬直が3フレーム。
- 本来なら、ジャンプ攻撃が当たった場合はヒット後の攻撃硬直が発生します。
- しかしジャンプ攻撃が当たらなかった場合、着地した時点で攻撃の硬直が着地硬直に書き換えられます。
- スト6の共通システムとして、次の3つがあります。
- 着地硬直は3フレーム。
- 攻撃を空振りした後の着地硬直中はガードできない。
- 攻撃を出していないジャンプの着地硬直中はガードのみできる。
- したがって、着地ギリギリに攻撃を出して相手の起き上がり1フレーム目に重ねた場合
- 1フレーム目:攻撃持続
- 2~4フレーム目:着地硬直(ガードできない)
- 5フレーム目以降:ガードできる
- そしてほとんどのキャラクターの無敵技は、最速で発生5フレーム。
- **つまり、ジャンプ攻撃は無敵で当たらないが、無敵技の攻撃が出るときにはこちらはガードできるフレームになっている。**これが詐欺飛びの仕組みです。
③ 成立しない例外と、その理由
(1)発生4フレームの無敵技
- リリーの技(発生4フレーム)は、詐欺飛びをしてもヒットしてしまいます。
- 理由:着地硬直が解ける前に攻撃が当たるから。
(2)+41フレームからの詐欺飛び
- +41フレームからのジャンプ攻撃は、相手の起き上がり2フレーム目に当たります。
- その結果、着地硬直は5フレーム目まで。
- したがって発生6フレームの無敵技(オーバードライブ版の昇竜など)はガードできますが、発生5フレームの弱昇竜はガードできません。
- この状況を知っている相手は、弱昇竜を打ってくることになります。
(3)(2)への対策の対策
- 詐欺飛びを仕掛ける側は、ジャンプ攻撃を出さずに空ジャンプにできます。
- 「攻撃を出していないジャンプの着地硬直中はガードのみできる」というシステムがあるため、空ジャンプなら発生5フレームでも4フレームでもガードできてしまいます。
- 動画ではこの攻めに名前が付けられていますが、字幕から名称を確定できませんでした。
(4)アーマー技には負ける
- E.本田のオーバードライブ版の頭突きは、無敵技ではなくアーマー技です。
- 無敵ではないので、詐欺飛びのジャンプ攻撃が空振りになりません。
- 空振りにならないので着地硬直に書き換わらず、そのまま攻撃硬直になり、攻撃を食らってしまいます。
- 対策:攻撃硬直の少ない弱攻撃で詐欺飛びをすれば、ガードできる場合があります。
④ 嘘飛び(偽の詐欺飛び)
- ケンのオーバードライブ竜巻の後などは+43フレームです。
- **+43フレームから最速でジャンプすると、ジャンプ攻撃が相手の起き上がり1フレーム目より早くなり、攻撃が空振りしてしまいます。**このままでは詐欺飛びになりません。
- ここでジャンプを1フレーム遅らせると、ジャンプ攻撃の重なりが1フレーム後ろにずれ、詐欺飛びの成立フレームになります。
- 受けている側から見ると、最速ジャンプなのか1フレーム遅らせたジャンプなのかは、見た目でほぼ判断できません。
- **そのため、通常の詐欺飛びに近い読み合いを強いられます。**これが嘘飛びと呼ばれるものです。
⑤ 詐欺飛びが攻めとして強い理由
- ランクが上がると、詐欺飛びに無敵技を打つとガードされることは理解されています。
- その結果、ジャンプ攻撃はほぼガードさせることが確定します。
- ジャストパリィを狙われることはありますが、ジャストパリィを取られても確定反撃はありません。
- **つまり詐欺飛び側は、ほぼノーリスクでジャンプ攻撃をガードさせる状況を作れます。**そこから投げに行く、シミーを仕掛ける、と有利な読み合いを継続できます。
- さらに重要なのはドライブゲージの流れです。
- 詐欺飛びを仕掛けた側は、攻めながらドライブゲージを回復し続ける。
- 守っている側は、ガードするたびにゲージが削られる。
- 詐欺飛びまでのコンボでゲージを使っていても、その後の攻め継続で十分に回収できる。
- **「これが詐欺飛びの本当の強さ」**とされています。
- **詐欺飛びループが簡単なキャラクター(ジェイミー・エド・マリーザ・ディージェイなど)の画面端の攻めがしのぎづらいのは、「攻めが強い」というより「構造的に守りが苦しい」**という表現が正確だ、と述べられています。
⑥ 守る側へ
- 守りの選択肢は存在します。ジャストパリィ、そしてフレームを理解していないと成立しないファジーのしゃがみ弱Pなど。
- **ただし、メカニズムを理解していない状態でこれらを使っても成功率は安定しません。どのタイミングで攻撃が重なっているのか、どういうフレーム状況なのか、なぜ無敵技が通らないのかが分かっていないと、「読み合いではなく、防御がただの運になる」**からです。
- **「詐欺飛びはジャンプ攻撃を当てるテクニックではなく、相手に無敵技を打てなくする構造」**というのが動画の結論です。
元動画・記事
- スト6初心者応援チャンネル「勝率を上げる実戦知識6|詐欺飛び徹底対策 詐欺飛びのメカニズム編【スト6】」(2026-02-23、約11分)
- 後編として「詐欺飛びに対する守り方(ジャストパリィとファジーのしゃがみ弱Pの使い分け、トレーニングモードでの練習法、キャラクターごとの使ってくる場面)」を予告しています。当ページには未収録です。
メモ
- 検証の有無:説明のみ。ゲーム画面での実演とフレーム表示は各項目に付いていますが、フレーム数を計測して示す形ではなく、仕組みの説明が中心です。ただし②のフレーム内訳(持続1フレーム/着地硬直2~4フレーム目/5フレーム目以降ガード可)は、他の情報源および公式データと突き合わせられます(下記)。
- 対象バージョン:記載なし。投稿日は 2026-02-23。Year4(2026年8月3日)の約5か月前にあたります。
- 🔎 公式のバトル変更リストとの突き合わせ(2026-08-27 時点)
- Year4(2026-08-03)では、全ファイター共通のバトルシステム調整は入っていません。公式の方針文に「尚、今回はバトルシステムの調整や全体に関わる大きな修正は無く、キャラクター個別のバトル調整と不具合修正のみとなります。」とあり、「全ファイター共通」の項目はドライブリバーサルの不具合修正1件のみでした。
- ⚠ この記事の投稿日(2026-02-23)の直後に、起き上がり時の先行入力が2回続けて動いています。詐欺飛びの読み合いに直接効きます。
- 2026-03-17:「起き上がり時の先行入力受付時間を3F増加しました。」
- 2026-04-15:「前回のアップデートで行った『起き上がり時の先行入力受付時間を3F増加』という調整の結果、起き上がり時に特定のフレームで相手のドライブラッシュが重なった際に、先行入力が有効となるタイミングが想定以上に早くなっていました。本現象への対応として、起き上がり時にドライブラッシュが重なった際の先行入力受付時間を3F削減することで、先行入力が有効となるタイミングをアレックスリリース前と同様にしました。」
- ③(2)で扱われている「起き上がりに何フレーム目で無敵技が出るか」は、先行入力の受付時間に依存します。この2回の調整で起き上がり時の受付が3フレーム広がっているため、記事の数値をそのまま現在の値として扱わないでください。
- この記事の投稿日より後に、公式が「全ファイター共通」として変更を入れているそのほかの項目は次のとおりです。
- ドライブリバーサル:2026-05-28/2026-08-03
- ドライブゲージ/SAゲージ/投げ抜け/パニッシュカウンター:2026-05-28
- **⑤の「ゲージの流れ」に関わるものとして、2026-05-28 に「投げ抜けが成立した際のドライブゲージの増加量を10000⇒5000」「SAゲージの増加量を1000⇒0」という調整が入っています。**守る側がゲージを取り返す手段が1つ弱くなったことになります。
- 上記の項目については、記事中の数値や挙動をそのまま現在の値として扱わないでください。 必要なら該当日の原文を変更リストで確認してください。
- キャラ依存かどうか:全キャラ共通。①②の仕組みは全キャラ共通です。ただし**①の「ジャンプの全体フレーム43」と③の例外はキャラクターごとに違います。**春麗(ジャンプ全体47フレーム)、リリー(発生4フレームの無敵技)、E.本田(アーマー技)、ケン、ジェイミー・エド・マリーザ・ディージェイが例に挙がります。
- 情報源どうしで検証結果が食い違っていたもの:食い違いはありません。このページの他の記事および公式データと、細かいところまで噛み合います。
- ✅ ②の「着地硬直は3フレーム」は、ハメコ氏「アーマー技に対する詐欺飛びについて」(2023-06-23)の「ジャンプして攻撃を繰り出した場合、着地した瞬間に3フレームの硬直が発生し、この着地硬直の間はガードを含む全ての行動ができず、食らった攻撃はパニッシュカウンターとなる」と一致します。
- **✅ ②③(3)の「攻撃を出していないジャンプの着地硬直中はガードのみできる」は、スト6攻略備忘録チャンネル「知っておきたい仕様7選」(2025-01-31)とほぼ一致しますが、あちらの方が細かいです。**あちらは「空ジャンプは3フレームのうち前半2フレームがガードと投げ抜け可能、最後の1フレームはジャンプと後方ステップ以外の全行動が可能。さらにジャンプ攻撃を出したときに比べて着地が1フレーム早い」としています。この記事の「ガードのみできる」という説明は、前半2フレームについては正確ですが、最後の1フレームについては簡略化されています。
- ⚠ ⑤の「ジャストパリィを取られても確定反撃はありません」については、公式フレームデータに注意すべき記述があります。公式フレームデータのジャストパリィ(打撃)の備考に「ジャストパリィを取られた側はキャンセルが出来なくなり、動作終了まで強制パニッシュカウンター」とあります。「確定反撃がない」ことと「当たればパニッシュカウンターになる」ことは両立しますので矛盾ではありませんが、取られた場合のリスクはゼロではありません。
- さらに、TORI 氏「ジャンプ通常技をジャストパリィされた後、着地硬直明けの1フレームは何も出せない」(2024-04-14)を合わせると、②のフレーム内訳が1フレーム後ろにずれます。あちらは「3フレームの着地硬直の後の4フレーム目に、必殺技もドライブパリィも出せない(ガードは可)」という報告です。つまりジャストパリィを取られた場合、この記事の「5フレーム目以降ガードできる」はガードについては成り立ちますが、それ以外の行動は6フレーム目からになります。公式も 2023-09-27 に「ジャンプ攻撃をドライブパリィされた際に、着地後に攻撃できるようになるタイミングが1F遅くなっていた不具合を修正しました。※ジャストパリィは変更ありません。」と記載しており、ジャストパリィ側の1フレームは意図的に残されています。
- ✅ ⑤の「守る側はガードするたびにゲージが削られ、攻める側は回復し続ける」は、SLASH「ドライブゲージの詳細な数値検証」(2025-09-26)の数値と対応します。あちらによれば中攻撃・大攻撃のガード削りは4000~6000、自分の回復は2000~3000で、削る側が有利です。またガード時のクールタイムは1.5秒と短く、攻め続けている側は回復が止まりにくい構造です。
- 用語集にある語:詐欺飛び/詐欺重ね/無敵技/ジャストパリィ/ドライブゲージ/シミー/画面端/起き攻め/重ね/パニカン/フレーム/持続/着地硬直。着地硬直 は、この記事の説明が丸ごとこの語の上に成り立っています。
- 用語集に無い語:ジャンプの全体フレーム/攻撃硬直/嘘飛び/空ジャンプ/アーマー技/詐欺飛びループ/ファジーコパン(ファジーのしゃがみ弱P)/先行入力/硬直/ファジー。このうち 嘘飛び は、④が独立した攻めとして扱われているので項目の価値があります。
- 確定できなかった点:
- ③(3)の攻めの名称(字幕では「巡査飛び」)が確定できませんでした。空ジャンプで着地ガードする攻めを指していますが、正式な呼称かどうか分かりません。
- ③(1)のリリーの技名(字幕では「風まいトマホークバスター」)が確定できませんでした。発生4フレームであるという点のみ記載しています。
- ④のケンの技名(字幕では「ふ人竜巻」)が確定できませんでした。オーバードライブ版の竜巻旋風脚と思われますが断定は避けています。
- ①の「一部のキャラを除いてほとんど43フレーム」の例外が、春麗以外に誰なのかは示されていません。
- ②のフレーム内訳が、キャラクターや技によって変わるのかは説明されていません。
- フレーム数を計測して示す形ではありません。
- ⑤の「ジャストパリィを取られても確定反撃はない」の根拠は示されていません。上記のとおり、公式の記述と合わせて読む必要があります。
- 判断に迷った点:チャンネル名が「初心者応援チャンネル」であり、想定読者が当ページより前の層に見えます。ただし中身は完全にフレーム単位の仕組みの説明で、「+42フレームからジャンプ攻撃」という結論だけを覚えている読者に対して、なぜそうなるのか、どういうときに成立しないのかを説明する内容です。**このページに収録した詐欺飛び関連の記事(ハメコ氏・TORI 氏・スト6攻略備忘録)が扱っている断片を、1本につなげる位置にあります。**難易度は上級としました。