概要
ケンというキャラクターの設計を「位置有利を作る能力」という一点から説明した記事です。
記事は冒頭で、ケンの本質は「画面端運び力」と「攻め継続力」に極端に特化したラッシュキャラであり、同じ道着キャラでもリュウ(バランス型)やルーク(ニュートラル重視)とはゲームプランが明確に異なると述べています。ケンは地上戦で延々と戦うキャラではなく、「一度触ったら端まで運び、端で試合を終わらせる」のが基本設計という立場です。
コンボレシピ集ではなく、なぜケンは強いのか、何をすれば強さが出るのかという枠組みを示す内容になっています。
内容
記事の見出しは次のとおりです。
- ケンのゲームプラン:触る → 運ぶ → 端で殺す
- 奮迅竜巻による異常な運び性能(=【奮迅脚】竜巻旋風脚)
- 龍尾脚と迅雷脚:相手の意識を散らす攻め継続
- なぜケンの投げ(柔道)は強いのか
- 守りと基本性能:ハイスタンダード設計
- 他の道着キャラとの比較
- まとめ
具体手順
1. ゲームプランの3ステップ
記事は、ケンの強さは次の3つのフローを淀みなく完遂させる能力に集約されるとしています。
| ステップ | 使う技 | 記事の説明 |
|---|---|---|
| 触る | しゃがみ中K(くるぶしキック) | 発生7Fでリーチも優秀な、立ち回りの主軸 |
| 運ぶ | 【奮迅脚】竜巻旋風脚 | 1コンボで画面端近くまで到達させる、全キャラ中トップクラスの運び性能 |
| 端で倒す | 投げ重ね(柔道)と打撃の二択 | 強力な「柔道」と打撃の二択で相手をハメ切る |
- つまりケンは「位置有利を作る能力」と「端の圧力」に極振りされたキャラクターである、というのが記事の整理です。
- 火力数値だけならリュウが高い場面もあるが、ケンは圧倒的に端へ到達しやすいため、結果として勝率が安定すると述べられています。
2. 【奮迅脚】竜巻旋風脚による運び
- 記事が挙げている中央の しゃがみ中K 始動コンボ: しゃがみ中K > キャンセル しゃがみ強P > 急停止(奮迅脚中に)> 顎撥二連 > 【奮迅脚】竜巻旋風脚
- このコンボだけで画面の半分以上を運び、ヒット後は前方ステップ2回で+4Fの密着状況を作れる。
- ⚠ この「運びつつ強い状況で密着する」能力は道着キャラの中でも突出しており、ケンが常に試合の主導権を握れる最大の理由になっている、とされています。
3. 龍尾脚と迅雷脚
記事は、**ケンの攻めを止まらなくさせるのが「龍尾脚」と「迅雷脚」**だとしています。
- 龍尾脚
- ガードさせて有利(強版)。
- ⚠ ただしスト6ではジャストパリィの標的にもなりやすい。
- 他の択で相手の意識を散らした状態で撃つことで、突進技の一つとして強力なパーツになる。
- 迅雷脚
- 派生によって中段・下段・ジャストパリィを釣って投げの択を作れる。
- ドライブゲージを削る能力も高い。
- とくに 立ち強P > 中迅雷脚 は、相手のゲージを削りつつ、こちらのゲージ回復時間を稼ぐ手段として機能する。
4. 投げ(柔道)が強い理由
記事は、ケンは投げからの状況が非常に強く設定されているとしています。
- 中央の前投げ:ドライブパリィからのドライブラッシュで、打撃(ドライブラッシュ 立ち強P)や投げの択が成立する。
- 画面端の柔道:調整で距離はやや離れるようになったが、依然として「投げ後に歩いて投げを重ねる」「シミーを仕掛ける」という読み合いが成立している。
- 投げが通るだけで再び「強い攻め状況」がループする。これがケンの勝ちパターンの核になるとまとめられています。
5. 守りと基本性能:ハイスタンダード設計
記事は、ケンは攻め特化でありながら守りも平均以上に整っているとしています。
- OD昇龍拳:無敵、リーチ、多段ヒットすべてが高水準。
- SA1(龍尾烈脚):画面入れ替え性能があり、ドライブインパクト返しや確定反撃など用途が広い。
- しゃがみ強K(回転足払い):発生8Fと早く、リーチ・リターンのバランスが良い。
- ⚠ 「攻めが強いのに守りも脆くない」というハイスタンダードさがケンの強さを押し上げているという評価です。
6. 他の道着キャラとの比較
| キャラ | 記事の評価 |
|---|---|
| リュウ | 飛び道具・しゃがみ中K・火力が揃った正統派のバランス×パワーキャラ。判断を減らし、形を整えてから勝つ「詰将棋」型 |
| ルーク | 飛び道具と中距離技が強いニュートラル重視の爆発力キャラ |
| ケン | 運び・ドライブラッシュ・端攻めに特化したアグレッシブな攻めキャラ |
7. まとめ
- ゲームプランは「1回触る → 【奮迅脚】竜巻旋風脚で端まで運ぶ → 端で択を押し付けて終わらせる」。
- この構造を理解し、画面位置に応じた最適なコンボを選択できるようになればケンの強さは一気に引き出されるとされ、例として**「端背負いなら【奮迅脚】龍尾脚、中央なら【奮迅脚】竜巻旋風脚」**が挙げられています。
- ⚠ **「反応や読み合いに頼る前に、まずは『位置の暴力』で相手を圧倒すべきキャラクター」**という締めくくりです。
メモ
- 記事の略称と公式技名の対応
- 「中足(下中K)」→ しゃがみ中K(くるぶしキック)/「下大P」→ しゃがみ強P(突き上げアッパー)/「下大K」→ しゃがみ強K(回転足払い)/「大P」→ 立ち強P(正拳突き)
- 「中PTC」→ 顎撥二連(公式のコマンドは「中P強P」)
- 「奮迅停止」→ 急停止(奮迅脚中に)/「奮迅竜巻」→ 【奮迅脚】竜巻旋風脚/「奮迅龍尾」→ 【奮迅脚】龍尾脚
- 「前ステ」→ 前方ステップ/「ラッシュ」→ ドライブラッシュ/「パリィラッシュ」→ パリィドライブラッシュ/「ジャスパ」→ ジャストパリィ/「インパクト」→ ドライブインパクト/「弾」→ 飛び道具
- 「柔道」は投げから起き攻めを継続する攻めを指す言い方で、公式技名ではありません。記事の表記のまま残しています。
- ⚠ 記事の「SA1」は公式技名では 龍尾烈脚 です。SA2 は疾風迅雷脚、SA3/CA は神龍烈破で、記事には出てきません。
- 公式フレームデータとの照合(
ken-terms.json・2026-08-30 取得)- ✅ しゃがみ中K(くるぶしキック):公式は発生7F、持続7-9F、ヒット-2F、ガード-6F、属性 下。「発生7Fでリーチも優秀」という記述のうち発生の値は公式と一致します。
- ✅ しゃがみ強K(回転足払い):公式は発生8F、ガード-10F、ヒット時ダウン、属性 下。備考は「パニッシュカウンター時ダウン時間増加、ハードノックダウン」「※ガード時硬直1F増加」。「発生8Fと早い」は公式と一致します。
- ✅ 強 龍尾脚:公式は発生28F、ヒット+3F、ガード+1F。「ガードさせて有利(強版)」は公式のガード+1Fと一致します。(弱は発生18F・ガード-4F、中は発生23F・ガード-8F、ODは発生9F・ガード-9F。強度別に全部載せています。)
- ✅ 【奮迅脚】 竜巻旋風脚(奮迅脚中に):公式は発生13F、ヒット+3F、ガード-9F、ダメージ1200。備考は「2,4,6,8,10段目は正面の相手に当たらない」「10-61F 空中判定」。
- ✅ 【奮迅脚】 龍尾脚(奮迅脚中に):公式は発生9F、ヒット+2F、ガード-8F。
- ✅ 顎撥二連中:公式は発生11F、ヒット時ダウン、ガード-14F。
- ✅ 奮迅脚:公式は攻撃判定を持たず、硬直の欄が「全体 45」。備考は「10F目から踏み込み前蹴りに移行可、12F目からその他派生技に移行可」。**急停止(奮迅脚中に)**も攻撃判定を持たず、硬直の欄は「全体 16」です。
- ✅ 中 迅雷脚:公式は発生16F、ヒット+2F、ガード-7F。備考は「32-35F 風鎌蹴り、轟雷落としに派生可」「30-35F 閃火脚に派生可」。(弱は発生12F・ヒット+1F・ガード-11F、強は発生25F・ヒット時ダウン・ガード-2F、ODは発生13F・ヒット-4F・ガード-7F。)
- ⚠ 記事のいう迅雷脚の「中段・下段」は、公式の派生技では轟雷落とし(迅雷脚中に→+中K・属性 中)と風鎌蹴り(迅雷脚中に→+弱K・属性 下)にあたります。もう1つの派生閃火脚(迅雷脚中に→+強K)は属性 上です。火砕蹴はOD版の派生(OD風鎌蹴り/OD轟雷落とし/OD閃火脚)の後にだけ出る技で、通常版からは出ません。
- ✅ OD 昇龍拳:公式は発生6F、ガード-40F、ダメージ1600。備考は「1-10F 完全無敵」「9-24F,33-74F 空中判定」。「無敵、リーチ、多段ヒットすべてが高水準」という評価の根拠になります。
- ✅ SA1 龍尾烈脚:公式は発生7F、ガード-24F、ダメージ2000。備考は「1-9F 打撃・投げに対して無敵」「最低保障ダメージ30%」。
- ⚠ 「前方ステップ2回で+4Fの密着」は公式のフレームデータには無い、記事側で計測された値です。(公式の前方ステップは硬直の欄が「全体 19」。)
- 公式の調整履歴との関係(
character-change-log.json)- この記事は2026年4月25日公開で、その後2026年8月3日のアップデートでケンに個別調整が入っています。
- しゃがみ中P:公式は「①ダメージを700⇒600に変更しました。②ヒット時の硬直差を+3F⇒+5Fに変更しました。③ヒットバックを縮小しました。」
- 立ち中P:公式は「ドライブラッシュの慣性が残るフレームを3F延長しました。」
- 奮迅脚:公式は「踏み込み前蹴りのみ派生可能タイミングを2F早くしました。」
- 踏み込み前蹴り:公式は「①攻撃発生を10F⇒8Fに変更しました。②ヒット時の硬直差を+3F⇒+1Fに変更しました。③ガードバックを縮小しました。④空振り/アーマーヒット時、硬直が4F増加するようにしました。」
- ⚠ 記事が扱うしゃがみ中K・龍尾脚・迅雷脚・【奮迅脚】竜巻旋風脚・投げは、この回では調整対象になっていません。記事の「画面端の柔道は調整で距離がやや離れた」という記述は、**2025年6月の「前投げ:画面端でヒット後の距離を遠くしました」**を指していると読めます。