概要
テリーを使っている発信者(自称マスターレート1700-1800)が、当時「世界1位のテリー」として紹介している Keno Ru のマッチアップチャートを1キャラずつ見ていき、そのあとで自分のチャートを作り直すという内容の英語の動画です。
チャートの位置づけは発信者と Keno Ru の評価であり、公式が出しているものではありません。この記事では、それぞれのキャラについて「なぜそう置いたか」として語られている、テリー側の具体的な技の使い方を中心にまとめています。
発信者は**「このチャートはテリーの強化が入る前に作られたものだ」**と何度も断っており、自分のチャートではその点を反映させたと述べています。
内容
- Keno Ru のチャート(不利から有利まで)を1キャラずつ検討する
- テリー側の技で、そのキャラに対して機能する/しないと述べているもの
- 発信者自身のチャート(Keno Ru のものからの移動と、その理由)
具体手順
発信者が「この技がこう働く」と述べている部分を、キャラ別に整理しています。チャートの段位そのものは情報源の評価です。
1. 飛び道具を持つ相手への、パワーウェイブの使い方
| 相手 | 情報源が述べている内容 |
|---|
| ガイル | 地を這うパワーウェイブを撃つと、飛び道具に頼る相手に対して前進しやすくなる。OD パワーウェイブを撃てば相手を動けなくして接近できる(ドライブゲージを使うが、差し合いを飛ばす手段になる)。相手のソニックブレードにはしゃがみ中Kが届いて反撃になる。相手の飛び道具とはパワーウェイブが撃ち合いになり、相打ちになる |
| ディージェイ | 画面を大きく進む速い2連続の飛び道具に対して、地を這うパワーウェイブが反撃になる。ただし相手が先に2発目を撃っていて、こちらの入力が遅いと、パワーウェイブが当たると同時にこちらも被弾する |
| ダルシム | 遅い飛び道具を撃ち続けられると、バーンナックルが途中で止められるので近づく手段にならない。強 クラックシュートは空中の間合いが広いので反撃に使えると考えていたが、相手が見てから通常技を置いてくるので機能しなかった |
| エドモンド本田 | 中 パワーウェイブは、相手がスーパー頭突きを撃とうとしているところに置いておける |
| ブランカ | 画面端に留めておくために遅い飛び道具を撃ちたいが、ブランカの転がる技を飛び越されずに済むパワーウェイブは中版だけで、中版は速くて飛距離が短いため、見てから撃つことができない。撃ったあとに前進して攻めを続けることもできない |
| ジュリ | テリーの地を這うパワーウェイブが相手の同種の飛び道具を打ち消す形になる。そのうえで OD パワーウェイブを撃って前進できる |
| 舞 | テリーの飛び道具は、相手の溜めていない扇の飛び道具には反撃になる。ただし相手は OD 花蝶扇を使えるので、それだけでは足りない |
2. しゃがみ中K(下段の差し合い)で述べている内容
| 相手 | 情報源が述べている内容 |
|---|
| ベガ | しゃがみ中Kの間合いが広いので接近しづらくはない。ただし相手のサイコクラッシャーを待つ差し合いは組みづらい |
| ザンギエフ | 立ち中Kで距離を保ち、立ち強Kでじわじわ削る。テリーのしゃがみ中Kはゲーム内で最も長い部類で、この相手に困る場面が少ない |
| ジュリ | 相手が間合いを取ってくる仕掛けに対して、しゃがみ中Kの間合いのほうが広いので当たらずに済む |
| マリーザ | 相手のアーマーのある技は下段で殴ると崩せるのが弱点で、テリーはしゃがみ中Kが長い |
| ガイル | 相手のソニックブレードの下をしゃがみ中Kがくぐって反撃になる |
3. ライジングタックル(無敵技)で述べている内容
| 相手 | 情報源が述べている内容 |
|---|
| キャミィ | 相手の空中から蹴ってくる技を誘って、ライジングタックルを合わせる。当ててから攻めを継続する |
| ジュリ | 同じく空中から蹴ってくる技に対して、テリーのライジングタックルは発生が早いので反撃しやすい |
| ジェイミー | ライジングタックルがあるので、空中から蹴ってくる技は反撃できる。テリーのものは硬直が短く、真上へ素早く出る |
| リリー | 相手の突進技を、弱 ライジングタックルが発生が早く自分の目の前に出るので、見てから合わせられる |
| エドモンド本田 | 相手の飛び込む技に対して、ライジングタックルが当たってほしい位置に当たらないことが多い |
| ベガ | 相手が空中から降りてくる技は、真上に出るライジングタックルを出す間合いの判断が難しい |
4. バーンナックル・クラックシュートで述べている内容
| 相手 | 情報源が述べている内容 |
|---|
| リリー | 相手の突進技に対して、バーンナックルを同じタイミングで出すと相打ちか勝ちになる(遅れたときだけ負ける)。飛び道具で相手の突進を誘ってから合わせる |
| キンバリー | 相手が後ろに下がって瞬間移動を狙ってきたところに バーンナックルを出す。クラックシュートは相手を飛び越えて、瞬間移動の最中に反撃できる |
| エド | 相手が少し遠い中間距離で止めてくるのに対して、バーンナックルで距離を詰められる。クラックシュートはこの相手には機能しない |
| JP | バーンナックルとドライブラッシュで相手の飛び道具を抜けられるが、通る回数が安定しない |
| ダルシム | バーンナックルは相手が離れているので近づく手段にならない |
5. 画面端・投げ・ラウンドウェイブで述べている内容
| 相手 | 情報源が述べている内容 |
|---|
| ベガ | 無敵の切り返しを持たない相手なので、画面端でフレームキルとセットプレイを組めば動かれにくい。テリーは画面端の攻めと投げの繰り返しが機能する |
| ザンギエフ | 無敵の切り返しを持たず体力が多いが、テリーのダメージで押し切れる |
| マリーザ | 無敵の切り返しを持たないので、画面端の攻めと投げの繰り返しが通る |
| リリー | 無敵の切り返しを持たない。ラウンドウェイブはガードさせて+5F で、ドライブゲージも削るので、画面端で切り返しの無い相手に対して機能する |
6. ジャストパリィで述べている内容
| 相手 | 情報源が述べている内容 |
|---|
| JP | 相手のスパイクを毎回ジャストパリィする必要がある。スパイクは飛び道具と動作が似ていて見分けづらく、3種類あるため、とっさにジャストパリィするのが難しい。それ以外は待って相手のミスを待つしかなく、この相手が最も苦しいと述べている |
| 春麗 | 相手の飛び道具が出る形が特殊で、ジャストパリィしづらい |
7. 「テリーと同じ型のキャラ」について述べている内容
- 豪鬼:テリーに足りない選択肢を相手が持っている、と述べている。空中からの選択肢が多くテリーを誘って反撃してくる。
- ケン:ドライブゲージを使わずに画面端まで運べる点と、崩しの多さを挙げている。テリーはミスをすると反撃される、と述べている。
- リュウ:一貫した選択肢を持っているのはリュウで、テリーは状況によってダメージが伸びる、と述べている。
- ルーク:飛び道具がテリーに対して機能する、と述べている。
8. 発信者自身のチャート(Keno Ru のものからの移動)
| 移動 | 情報源の理由 |
|---|
| マリーザ・リリーは有利のまま | 変えずに置いた |
| ザンギエフ・キャミィ・ジュリを「やや有利」へ | Keno Ru の置き方に同意 |
| キンバリーを「有利」へ下げる(=テリー側が有利) | テリーの強化後はさらにやりやすい |
| 春麗を「やや不利」へ | 対処が難しい |
| ラシードを「やや不利」へ | 相手のほうが一貫した選択肢を持っている |
| リュウ・ケンを「やや不利」へ(ケンはその中でも上) | ケンはテリーと同型で、より一貫していると述べている |
| A.K.I.・マノンを「五分」へ | 自分のレート帯では五分と感じる |
| ルークを「やや不利」へ | 飛び道具と選択肢で相手が上 |
| エドを「五分」へ | 相手の弱体化後。バーンナックルで距離を詰められる |
| ベガを「やや不利」へ | |
| 豪鬼を「不利」へ | 空中からの選択肢が多い |
| ブランカを「不利」へ | 対策が知られていない。長時間練習しても苦しいと述べている |
| ディージェイ・ダルシムを「やや不利」へ | |
| エドモンド本田を「やや有利」へ | テリー側が一貫して動ければ困らない |
| ガイルを「五分」へ | しゃがみ中K・地を這うパワーウェイブ・OD パワーウェイブがあるため |
| ジェイミーを「やや有利」へ | |
| JP を最も苦しい相手に | 反撃の手段が限られ、我慢とジャストパリィが要求される |
| 舞を「不利」へ | OD 花蝶扇からの崩しに対応しづらいと述べている |
元動画・記事
- Terry Bogard Matchups in Street Fighter 6 EXPLAINED — UltraSnance(2025-02-27)
- https://www.youtube.com/watch?v=hvDRH3Oftns
メモ
英語の呼び方と公式技名の対応
| 動画の言い方 | この記事での書き方 |
|---|
| low Fireball / ground Fireball | 地を這うパワーウェイブ(強度は述べられていないため、弱・中のどちらかは特定していません) |
| medium Fireball | 中 パワーウェイブ |
| OD Fireball | OD パワーウェイブ |
| round wave | ラウンドウェイブ |
| low forward | しゃがみ中K (ヒールキック) |
| medium kick / heavy kick | 立ち中K (ミドルキック)/立ち強K (回し蹴り)(ザンギエフの項。しゃがみ版とは述べていません) |
| heavy punch | 立ち強P (ボディ) |
| DP / light DP | ライジングタックル/弱 ライジングタックル |
| burn knuckle | バーンナックル(強度は述べられていません) |
| crack shoot / heavy crack shoot | クラックシュート/強 クラックシュート |
| perfect parry | ジャストパリィ |
| OD fan(舞) | OD 花蝶扇 |
- ⚠ **英語で "low Fireball" と呼ばれていますが、公式のパワーウェイブの攻撃属性は「上・弾」で、下段の技ではありません。**動画の文脈では「地面に沿って低く進む飛び道具」という意味で使われています。
- ⚠ "Sho" という呼び方(豪鬼・ケン・リュウ・ルークをまとめて指す言い方)は、公式にも当サイトの用語にも対応する語が無いため、「テリーと同じ型のキャラ」と書き換えています。
公式フレームデータとの照合(記事に出てくる技だけ)
- ✅ ラウンドウェイブ:公式は発生29F/全体 51F/硬直差(ヒット)+8F/硬直差(ガード)+5F/ダメージ900/属性 下・弾。ガードさせて+5F という動画の説明は公式と一致します。
- ✅ 弱 パワーウェイブ:公式は発生14F/全体 49F/硬直差(ヒット)-3F/硬直差(ガード)-9F/ダメージ600/属性 上・弾。中 パワーウェイブは発生16F/全体 48F/硬直差(ヒット)±0F/硬直差(ガード)-6F/ダメージ700/属性 上・弾。OD パワーウェイブは発生15F/全体 43F/硬直差(ヒット)+2F/硬直差(ガード)-2F/ダメージ800/属性 上・弾。
- ✅ しゃがみ中K (ヒールキック):公式は発生8F/持続8-10F/硬直19F/硬直差(ヒット)-2F/硬直差(ガード)-6F/ダメージ500/属性 下。
- ✅ 弱 ライジングタックル:公式は発生5F/持続5-14F/ダメージ1000、備考は**「1-14F 空中判定の打撃・空弾属性に対して無敵6-35F 空中判定」。強 ライジングタックルは発生7F/持続7-26F/ダメージ1300**、備考は**「1-8F 空中判定の打撃・空弾属性に対して無敵8-53F 空中判定」**。
- ✅ 中 バーンナックル:公式は発生14F/持続14-22F/硬直20F/硬直差(ガード)-6F/ダメージ1000。強 バーンナックルは発生23F/持続23-36F/硬直17F/硬直差(ガード)-8F/ダメージ1200。
- ✅ 強 クラックシュート:公式は発生23F/硬直19F/硬直差(ガード)-1F/ダメージ1100、備考は**「12-34F 空中判定」**。
公式の調整履歴との関係(この記事の内容に関わるものだけ)
この動画は2025年2月の時点のもので、そのあとテリーには次の調整が入っています(公式のバトル変更リストより)。
- ラウンドウェイブ(202506 Ver.):「攻撃属性を上段⇒下段に変更しました。」**動画の時点ではラウンドウェイブは上段でした。**現在の公式フレームデータでは属性が「下・弾」です。
- ラウンドウェイブ(2026.03.17 update):「ヒットバックを減少しました。」
- しゃがみ中Kは変更されていませんが、しゃがみ弱K(202506 Ver.)が「ガード時の硬直差を-3F⇒-2Fに変更しました。」と変わっています。
- 強 バーンナックル(202506 Ver.):「SA3/CAでのキャンセル可能タイミングを、攻撃発生から1Fのみ⇒1-5Fに変更しました。」フレーム範囲の表記のみ、当サイトの表記ルールに合わせています。
- 強 クラックシュート(202506 Ver.):「①17-27Fの足元のやられ判定を上方向に縮小しました。 ②攻撃判定発生後のやられ判定を調整し、飛び道具を越えて攻撃した後、背中側に飛び道具が当たる現象を緩和しました。 ③3段目のコンボ中のみヒットする攻撃判定を上方向に拡大しました。 ④3段目の コンボカウント 上限値を増加しました。 ⑤3段目の コンボカウント 加算値を減少しました。」フレーム範囲の表記のみ、当サイトの表記ルールに合わせています。
- 中 パワーウェイブ(202506 Ver.):「腕部分のやられ判定が発生するタイミングを18F⇒21Fに変更しました。」/OD パワーウェイブ(202506 Ver.):「腕部分のやられ判定が発生するタイミングを16F⇒21Fに変更しました。」
- 発信者が「テリーに強化が入った」と述べているのは、この動画より前の2024年12月2日のアップデートを指していると読めます。そこでは立ち強Pが「①ガード時の硬直差を-1F⇒+1Fに変更しました。 ②ガード時の全体動作を2F減少しました。 ③ヒット時の先行入力受付時間を2F増加しました。 ※②の調整に伴い、ヒット/ガードで入力タイミングがずれてしまわないようにするための調整となります。」と変わっています。ただし動画では調整の回も項目も明言していないため、対応づけは確定していません。